2008年07月01日
二星(じせい)

いざ友よ!酒を酌み交わそう
もうすぐ七夕ですね
ワタシは七夕が近づくと「二星」を聞きながら
友人と酒を飲むのが最近の慣わしになっています
平安時代の中頃に完成した朗詠の一つ
「二星」とはおりひめとひこぼしのことで
七夕にちなんだものです
二星適逢 未叙別緒依々之恨
五夜将明 頻驚涼風颯々之声
小野美材(?-902年)
(よみ)
二星(じせい)たまたま逢(あ)へり
未(いま)だ別緒依々(べっしょいい)の恨(うらみ)を
叙(の)べざるに
五夜(ごや)まさに明けなんとす
頻(しき)りに涼風颯々(りょうふうさつさつ)の声に驚く
年に一度の逢瀬の喜びを語り合ううちに夜が明け
別れが近づく
逢瀬のせつなさを描いたロマンティックな詩です
これを見事に詠いあげる東儀秀樹氏の美声に
思わずうなってしまいました
彼は楽だけでなく声も素晴らしい
天性の才、天才ですね
この詩は一の句、二の句、三の句と三つに分け
一の句が終わり、二の句でいきなり高音(1オクターブ高い)
になります
本当に「いきなり」なので非常に難しい
それを東儀氏は苦もなく朗々と詠いあげます(お見事)
「二の句が告げない」という言葉はこの朗詠が言源です
Posted by ねいち at 00:00
│よもやま話し




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